――昼休み。――
「ん〜っ気持ちいにゃぁー!!」
「ふふ…天気が良くてよかったね」
「う…うん!そうだね!」
猫っぽい男子とさわやか系の男子に囲まれている女子が一人。
苦笑いを顔に浮かべている彼女の名は。
たちは今、学校の屋上にいる。
今日はとても天気が良くてお弁当を屋上で食べるにはもってこいの日だった。
「んじゃ、お弁当食べますかー!」
「そうだね。あれ英二、エビフライは?いつも入ってるのに」
不二が不思議そうに菊丸のお弁当箱を覗き込む。
「今日は姉ちゃんが作ってくれなかったんだよ〜」
「ぷっ。じゃあ僕のあげるよ」
「えっ!?マジで!!ありがと〜っ」
菊丸は美味しそうに不二のエビフライを食べた。
そんな和やかな空気の中、一人つまらなそうな人が。
である。
(なんでぇ菊丸がいるの!?二人で食べたかったのに…
そりゃ菊丸のこと嫌いじゃないけど…)
「ちゃん〜どうしたのかにゃぁ〜?」
「いっいや、なんでもないよ!!」(あんたのせいだっつの)
「そう…?具合が悪かったら言ってね?」
「う…うん」
の悩みの種はここにある。
同じクラスで同じ部活の菊丸との彼氏だったりする不二は仲がよいのだ。
は菊丸にやきもちをやいているのだ。
今日だって本当は不二と二人っきりでお昼ご飯〜のはずだったのに菊丸が乱入して…今に至る。
まぁこんなのはいつもの事で。は慣れていたけれど。
たまーには二人きりでお昼ごはん食べたいなぁ…なんては思ってたりするわけで。
「あれれ〜〜?」
「……寝てる」
はすやすやと寝息をたてていた。
「どうする…?」
「どうするって僕に言われても…もうそろそろ鐘なるよ」
『う〜ん…』
キーンコーンカーンコーン…
『あ。』
「ふっ不二!のこと任せたっ!」
「えっ!?」
「んじゃね〜!」
バタンと屋上の扉が閉まる。
が方に寄りかかったまま一人残された不二はため息をついた。
「はぁーっ。を起こすのも可哀想だしなぁ。このままサボるか」
サボり決定。
「んー…ふにゃぁー…」
「?」
は猫みたいな声を出し重い目蓋を開けた。
「あれれ〜不二ぃ?」
寝ぼけているのか目を擦りながら不二に言った。
「目、覚めた?」
何の事か解らなかったは時計を見てみる。
「ん〜…って!!!!授業、始まってる―!!!!」
「とっくにね」
「あ〜!どうしよう〜」
は目に涙を浮かべて頭を抱えている。
「もういいじゃない。あと十分で授業終わるんだし」
「そ…そうだね。というより菊丸は??」
「僕にを任せて行っちゃった。」
「起こしてくれればよかったのに〜」
「だって気持ちよさそうにしてたし、それに…」
「それに?」
不二はの顔に近づいた。
「英二がせっかく気を使ってくれたんだから。僕達に」
「あの菊丸がねぇ…」
「だからあと十分だけ此処にいよ?」
「うん」
不二はゆっくりとに口付けた。
今日はなんか菊丸に感謝vvな日でした。 by
おまけ
「あ、あといつもヤキモチやかせちゃってごめんね」
「えー!!!!知ってたの!?」
「うん。だって、可愛いんだもんvv」
「不二ー!」
「ん?何処の不二さんかなー?」
「う…周助…の意地悪」
「ふふ…。」
の頬にキス。
「…////」
「、これからも好きだよ?」
鈴さん、こんな感じで良いでしょうか…?(ドキドキ)
宜しければ貰ってやって下さい。
そして遅くなってすいませんでした(汗
ここまで読んでくださり有難う御座いましたvv
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